循環型農業の提案

基本姿勢

 本提案は、地球環境の保全活動の一部である農業について、生態系の循環及び資源の循環による農業システムの確立を目指すものです。
【圃場の整備から収穫までを通じて化学合成物質に依存しない】
【安全で質の良い作物を生産する】
【生態系の正常な循環を回復させることで地力を維持し、自然エネルギーを享受する】
【植物本来の生長力を引き出す健全な栽培を心がける】
【生産者の自立と十分な報酬が得られる農業を推進する】
【生産者と消費者の友好的信頼関係を構築する】

 
生産方法

圃場整備
 圃場を整備する際は、炭や微生物等を用いて土壌改良を行い、将来にわたって地力を増進させることを念頭におく。化学合成された資材は用いない。

農薬・化学肥料
 作物の栽培に際しては、農薬・化学肥料等は原則として使用しない。
 病虫害対策は、木酢液や天然植物生理活性剤等の使用によって予防する。ただし、病害や害虫の異常発生時等において、収穫を確保するためにやむを得ず使用する場合は、その病害や害虫の発生場所のみに限定して使用する。その希釈の際には通常よりも薄めにすることが望ましい。

有機堆肥
 堆肥の使用に際しては、できるだけ化学合成物質を含まないものを原料とし、自己管理の下で製造する。

 
販売方法

販売方法
 従来の販売方法のみにとらわれることなく、インターネット等を利用した直販やショッピングモールへの出店、販売団体との契約など納得のいく販売方法を検討し、複数の販売チャネルを持つ。
 できるだけ中間業者の数を減らし、迅速に消費者へ届けることを優先する。(流通コストを削減できるため、生産者価格の上昇と消費者価格の下落によって、生産者と消費者双方にとって大きなメリットが生まれる)

表示方法
 出荷時における表示方法は、公的機関の定めるところに忠実に従う。「有機」の表示に固執することなく、栽培方法や周辺の農薬使用状況などを勘案して「消費者に対して誠実な表示」を心がける。

 

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