
ビタミンC(L−アスコルビン酸)は、私たちの身体に欠かすことのできない栄養素です。そして、同時に、美肌のカギを握る成分でもあります。
ビタミンCは、成人の1日あたり標準摂取量が80mgとされています。(厚生労働省発表) この数値は全身で必要とされる量ですが、ビタミンCは体内に貯蔵できない栄養素なので、毎日、摂取する必要があります。しかし、この80mgのうち、肌に届くのは極わずかなのも現実です。
◆ビタミンCの美肌効果
・紫外線によるメラニンの異常生成を抑制する
・沈着したメラニンを白色にする
・活性酸素を除去し、肌が傷つけられるのを防ぐ
・角質の天然保湿因子のバランスを正常にしてしっとりさせる
・紫外線によって作られた過酸化脂質を還元し、基底層の細胞を活性化させる
・真皮層でコラーゲン生成をサポートする(コラーゲン生成にはビタミンCが不可欠です)
これらのビタミンC効果を得るには、上記の80mgを越えるビタミンCを摂取することが望ましいです。
※ただし、ビタミンCは体内に貯蔵できない上、一度に大量に摂取してもすぐに排泄されてしまうので、3度の食事でコンスタントに摂取することが望ましいです。
そして、ビタミンCの美肌効果を最大限に活かすためのポイントは、肌から吸収させることです。もちろん、野菜や果物を食べるなどをして摂取することも忘れずに・・・。
ビタミンCの最大の効果は、シミやシワを改善し、透明感と張りのある肌を取り戻すことです。
そのためには、ビタミンCは真皮層と呼ばれる肌の奥まで浸透する必要があります。(下図参照)
ビタミンCが真皮に届くと・・・
明るく、白い肌へ!
表皮は、紫外線にさらされると、肌内部を守るために厚くなり、メラニンを生成します。(→シミ)
ビタミンCは、シミの原因となるメラニンの生成を抑え、黒色メラニンを白色メラニンに変えて透明感のある肌にします。(ホワイトニング作用)
ハリのある肌へ!
肌荒れやシワ、たるみは真皮の機能が低下すると起こります。
ビタミンCは、肌の弾力を保つ細胞であるコラーゲン、エラスチンを増やし、シワを根本から改善。ハリのある、みずみずしい肌にします。
なめらかな肌へ!
ビタミンCは、真皮の代謝を高め、新しい肌細胞を再生するターンオーバーを促進。厚くなった角質を薄くし、肌をなめらかにします。
上記の通り、ビタミンCには、とても優れた美肌効果がありますが、その取り扱いは非常にシビアで、多くの研究者を悩ませてきました。
その理由は、ビタミンCが、とても酸化しやすく、水・光・空気に触れるとすぐに酸化してしまい、ビタミンCとしての効果がなくなってしまいます。
そのため、考え出されたのが、ビタミンC(L-アスコルビン酸)とリン酸マグネシウム等を結合させて酸化を防ぐ方法が考え出されました。このビタミンCを安定させるリン酸マグネシウム等のことを一般にビタミンC誘導体と呼びます。
このビタミンC誘導体によって、ビタミンCを酸化させずに化粧品に配合することが可能になり、ビタミンC美白ブームがやってきました。
しかし、このビタミンC誘導体・・・どんなものでしょうか?
ビタミンCは、L−アスコルビン酸という純粋なビタミンCの形でしか美肌効果を発揮しません。つまり、ビタミンC誘導体は、安定化には寄与するものの、美肌効果はありません。
では、大手メーカーは嘘つき??? いえ、ビタミンC誘導体が効果を発揮するためには、身体がもっている酵素によって、L−アスコルビン酸と誘導体を分断することが必要です。
さらには、ビタミンC誘導体の肌内部への浸透力を高めるため、イオン導入という技術が開発されました。
これは、微弱な電流(イオン)の力で肌の奥へビタミンC誘導体を浸透させますが、肌へのダメージが少なからずあるようです。そのため、エステやクリニックなどで専門知識を有した方に施術してもらうことが求められる上、ほとんどの場合、連日の使用は注意を喚起されています。
ビタミンCのすばらしい美肌効果を、手軽に、得られる美容法として、純粋なビタミンCを配合された化粧品を選択、使用されることをおすすめします。
純粋なビタミンC(L-アスコルビン酸)が配合されている商品を見極める方法は簡単です。
化粧品に表示が義務付けられている全成分表示を見るだけで、判別できます。
『リン酸アスコルビルマグネシウム』などと表示されている場合
⇒ビタミンC誘導体が配合されています。
『アスコルビン酸』と表示されている場合
⇒純粋なビタミンC(L-アスコルビン酸)が配合されています。
どちらを選ぶかは、消費者の判断ですが、肌に直接つける化粧品は、安定化を目的に化学合成されたビタミンCより、美肌効果のある天然のビタミンC(L-アスコルビン酸)を使いたいものですね。
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