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〜 マイナスイオンとプラスイオン 〜

マイナスイオンって何?

 イオンとは、電気を帯びた目に見えない微粒子のことです。天然のイオン化は、様々な形でおきます。イオンは、宇宙線、放射能、大気中の摩擦から発生します。空気中にはプラスとマイナスのイオンが存在しています。森林や滝のそばには、マイナスイオンがとても多く存在しており、人は、こうした自然に触れると爽快感やリラックス感を感じます。

 マイナスイオンには、血液を浄化する働きがあり、酸性化している血液を弱アルカリ性にします。弱アルカリ性の血液は、新陳代謝を活発にし、各細胞の機能を活性化させ、疲労の回復を促進します。また、それにともなって、自律神経の機能、内分泌線の機能が良好となり、中枢神経や末梢神経にも好影響を与え、増血機能も増進します。そのため、抵抗力が強くなり、病気にかかりにくくなります。


プラスイオンとマイナスイオン

健康な人の細胞の表面には、陰の電荷(マイナスイオン)があります。病気にかかると電荷は低くなるか消えてしまいます。相対的なイオン値というのは、マイナスとプラスの電荷(イオン)の量が問題なのです。

 1cc中32,000個のプラスイオン濃度の空気を20分間吸うと、のどの渇き、しわがれ声、鼻孔のかゆみ、つまりが始まります。プラスイオンは、交感神経を刺激し、精神を高揚させ緊張させます。プラスイオンのほとんどは酸素分子です。それが呼吸によって吸い込まれ、セレトニンというストレスホルモンが分泌されます。このホルモンは、身体に悪影響を及ぼします。

 マイナスイオンを10分間吸うと脳波も安定し、人間は安らぎを覚えます。この状態では、セレトニンはほとんど検出されません。人体にとって、マイナスイオンが、いかに大切なものか、おわかりになるかと思います。マイナスイオンは、体液、細胞、神経系統に好影響を与え、全ての臓器や組織機能を良好にし、自律神経や内分泌機能のバランスを調整してくれるのです。

 これとは逆に、日常、私たちが生活している都会は、コンクリートで囲まれています。オフィスビルで多用されているパソコン、家庭のエアコン、テレビ、その他の電化製品によって、付近の空気が酸化され、プラスイオンが多くなっています。プラスイオンが多くなると、体内の血液も酸化し、細胞が栄養を吸収したり、老廃物を排出することが困難になる現象がおこっているのです。プラスイオンに囲まれた生活を続けると、新陳代謝が悪くなり、生理機能の衰えとなって、様々な病気へと発展していく恐れが生じます。



プラスイオンの影響と酸性体質

 体内に入ったプラスイオンは、血液の酸性化を促します。血液の酸化は、同時に細胞膜の酸化を意味します。人体は、60兆個の微小な細胞でできていて、その細胞は中心に核がありその周辺を細胞膜が覆っています。細胞は、細胞膜を通じてブドウ糖やビタミン、ミネラルなどの栄養素や酸素を吸収して生体を支えています。そのため、細胞膜が破壊されてしまうと栄養を吸収することができなくなります。 そればかりか、他の無傷の細胞へも連鎖的に破壊が進む現象が起こってしまうのです。これは活性酸素によって細胞膜が酸化され、本来の機能を果たせなくなった状態です。

 このように体液が酸化した状態を放置しておくと、あとに待ち構えているのは、ガン、高血圧、動脈硬化、脳卒中、心臓病、貧血、アレルギー疾患、虚弱体質、更年期障害、不眠症、肩凝り、リューマチ、糖尿病などなど・・・恐ろしい慢性病なのです。

 身のまわりの環境汚染が深刻化し、空気中のゴミが増えるにつれてプラスイオンも増加します。同時に、喫煙習慣や運動不足などで吸入する酸素量が減って酸欠状態になると、体内の筋肉に乳酸が大量に溜まって血液が酸性化します。こうした状態を長く続けると、酸性体質となり、上記のような症状が少しずつ現れてくるのです。
 この酸性体質は特別な生活環境や食生活がもたらすものではなく、日常生活の中で常に身のまわりに起こりうる環境であることを再認識する必要があります。

 例えば、子供の頃からあまりスポーツや運動をせず、勉強、マンガ、テレビゲーム漬けで子供時代を過ごし、大人になってからも、タバコを吸い、締め切った部屋で独り暮らし。酸性度の激しい水道水を浄化せずに飲み、週末は飲み会が多い。食事は不規則でコンビニ弁当やインスタントラーメンばかりで、仕事ではストレスを感じることが多い・・・。
 こんな生活は特別なものではなく、どこにでも転がっているような生活パターンです。こうした生活が酸性体質をつくり、その延長上に肩凝りや腰痛、偏頭痛などの軽い症状から、リューマチ、喘息、アトピー、糖尿病、ガンなどの重大な症状を誘発する原因が潜んでいるのです。

  ※参考文献:「マイナスイオンの秘密」(PHP研究所)
 
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